育児に専念していた期間は約14年間。社会復帰には正直、不安もありました。平日昼間の週2～3日からと希望条件にぴったりだったので勇気を出して応募しました。調理補助の経験はありませんでしたが、チャレンジしてみようと思い入社。はじめは覚えることも多く、慣れることに必死でした。正直いうと辞めたいなと思ったときもありました。そのたびに「もう少し頑張ってみよう」と続けていくうちにできることも増え、少しづつ楽しくなっていきました。

調理補助スタッフとして、主に盛り付けやトレーへの差し込み、洗い物などを担当しています。銀の櫂では男性社員4名のほか、パートスタッフは8名ほど所属しています。高齢者施設の入居者さんや利用者さんへ朝夕150食、昼200食ほど提供しています。数も多いのでスピードも大切ですが、美しい見た目も大切なので丁寧に作業をしています。

■1日のスケジュール例
9:00～ 　食器やお箸など各階数の利用者様数に分けて台車に積む
9:20～　小鉢などのトレーへの差し込み
9:45～　冷蔵庫からできあがった料理を取り出し、ワゴンへ積む
10:00～　利用者ごとに食札をわける、トレーを並べ、盛り付け開始
11:00～　最適な温度で召し上がれるよう保温庫・冷蔵庫へ料理を移動
11:30～　朝の食器の片付け、お米を研ぐ
11:55～　食事提供開始
12:15～　＝＝休憩！まかない提供あり＝＝
12:45～　お昼の洗い物、片付け
13:30～　掃き掃除、拭き掃除
14:00　　＝＝退勤！お疲れ様でした＝＝

入居者様によって食べられる量やアレルギーなどが違うので、お一人ひとりのお顔とお名前を覚えることで食事の提供や準備がスピーディーにできます。特にアレルギーなど利用者ごとの禁食を間違うことのないよう細心の注意をはらっています。最近、施設内での担当エリアが変わり、まだ入居様のお顔とお名前が一致していないので、いまは覚えることを努力しています。また、盛り付けは見た目のきれいさを常に意識しています。私がそこを意識することで入居者様が日々の食事を気持ちよく召し上がってくれると嬉しいですね。

職場のメンバーはみなさん良い方ばかりで思いやりのあるメンバーばかり。だからこそ、私も「これをしていたら次の人がやりやすいだうな」ということを意識して働いてます。私は4年前からこの銀の櫂 厨房で勤務しており、今年から委託先が座右になったので移籍しました。以前は提供する食事数が施設から伺っていた数を違うことことがあったのですが、座右になってからなくなりました。残業した分も給与として支給してくれるので働き損ということは決してありません。座右になってさらに働きやすくなりました！

私自身、小学生の子どもがいるのですが学校行事や夏休み、子の夏期講習期間の送り迎えの際などはシフトの調整や時間の短縮をしてもらっています。融通がきくので家庭との両立が可能な環境です。また、まかないは栄養も満点で普段家庭ではつくらない料理が多く、美味しいですよ！

職場のみなさんは社員、パートともに温かく親切な方ばかり。特に料理長は厨房内をよく見てくださり、困った顔をしていたら声をかけてくれるほどです。未経験の方や久しぶりの職場復帰の方でも丁寧に指導してもらえるので安心してスタートできると思います！